
いきなり増えたわけではなくボーナスを叩いて買ったF2ASをレベルアップすることから始まりました。巷ではF3が発売され、F2は過去のカメラとなりつつありましたが、AEのF3に乗り換える気はさらさらありませんでした。カメラ問屋に勤める友人Tに中野のフジヤカメラを紹介してもらったのはこの頃(40年前ですね)でした。今と違って様々なマニュアルフィルムカメラが百花繚乱状態でした。当時の店長さんを紹介してもらい、お得な情報もおしえてもらいました。特価の新品F2モータードライブMDー2があると言うのです。でも、少し訳ありでバッテリーパックMB-1はないのです。MB-1は単3乾電池10本を収納してMDー2の下に付けるのですがこれがなければMDー2は動きません。でもとりあえずモータードライブが欲しかったのでMB-1なしでも買ってしまいました。この頃から私の中古カメラ店巡りが始まります。

ここでボディー・レンズ・モータードライブ・バッテリーパック全て新品のセットが完成するのですが、この時期から中古ボディー・レンズに興味をもってしまいます。まず、そそられたのがAiではないニッコールオートレンズニッコールオートレンズの作りの良さです。ニューニッコール、Aiニッコールが安っぽく見えてしまいました。当時ニコンではAi方式のカメラやファインダーDP-11やDP-12の保証書1枚でニューニッコールレンズを無料でAi化してくれるサービスがありました。そこで新しくカメラを買いたい友人がいればニコンFEやFMを推して、その保証書を借りるという作戦をとりました。ニコンのサービスステーションに持って行くと保証書にAiの赤い印を押されるのですが、古いレンズに興味のない人には関係なかったので。我が家のF2軍団の写真を見てお判りだと思いますが我が家のF2にはAi化したニッコールオートレンズを付けることが掟になっています。