

ニコンFは1959年(昭和34)6月に発売され、同年9月アサヒカメラ ニューフェース診断室で、頂上がとがったプリズム部が、「全面だけ白いのは亡者のマークの三角布のようで縁起が良くない」とあるドクターに評されています。(誰かは分かっていますが)亡者の三角布というのは亡者頭巾とか三角頭巾と呼ばれるもので、確かに昔は喜劇やコントでも、白い着物に白い三角を着けていれば幽霊だと分かったものですね。最近の葬式ではあまり目にしませんが、専門家?に聞くと(私の同級生には様々な専門家?がいます)宗派にもよるが今も紙の六文銭(三途の川の渡し賃)などとセットで有るようです。でも、着けずに棺に入れる場合が多いらしいです。私も終活として持っているカメラや鉄道模型、写真をきちんと整理したくてこのブログを始めたわけですが、ここで私は棺に入るとき三角頭巾は着けないことを遺言として残しておきたいと思います。だって白い着物に白い三角だと私たちの世代では喜劇に出てくる幽霊みたいで、見たとたん吹き出す人がいるのではないかと心配だからです。まあ、知性で売っていたアサヒカメラ ニューフェース診断室で「縁起がよくない」といった知性を疑わせるような言葉が見受けられるのは遺憾でありますね。


直線的な三角にFの文字が有るFと曲線的でFの文字が無いF2では、私はF2の方が亡者の三角頭巾のようなイメージがあって縁起が悪いような気がするのですがいかがでしょう。知性のない内容で申し訳ありません。
ニコンF2は1971年(昭和46)に発売され、同年12月のアサヒカメラ ニューフェース診断室で取り上げられているが、その際、縁起が悪いかどうかは記されていない。もっとも取り上げられたのは測光回路の電源電池やスイッチ機構をボディー側に移した、ニコンF2フォトミックでアイレベルファインダーは出てこない。あっ、F2のフォトミックファインダーは黒だけですね。