C12の思い出

高森駅を出発する逆行C12牽引の混合列車

 熊本地震のニュースで南阿蘇鉄道が全線不通と聞いたが、「南阿蘇鉄道ってどこだ?」って感じでした。調べてみると50年前、中学生の頃に撮影に行った国鉄高森線のこと。

立野を出発するC12牽引の混合列車。これも逆行何でだろう?

 熊本地震からの災害復旧工事はすすんでいるのかな。この鉄橋も被害を受けたらしい。立野~高森が復旧したら大人の休日倶楽部の割引でまた行ってみたい。50年って意外と短い。

模型だとこんな感じかな。中村精密のC12、貨車はエンドウ、オハ61はカツミ
中央西線木曽福島にて虎塗りのC12199 当時の中学校写真部の部長・副部長これも50年前

ミノルタSR-T101

世界初TTL上下分割開放測光搭載で大ヒットして100万台以上売れたらしいSR-T101

 友人から「家に古い一眼レフがあるんだけど」と言われて見せてもらうと大体皮のケースに収まったペンタックスかミノルタSRシリーズだった。1970年前後、家のお父さんが気合いを入れて購入したカメラの代表がペンタックスSPとミノルタSR-T101だったようだ。SR-1を小型軽量化したニューSR-1やそれに外光式露出計を内蔵したニューSR-7よりも背が高くスタイルは悪くなったような気がするが、「二つのCdSを搭載しているからしょうがないんだ、CLC(Contrast Light Compensator)の刻印があるだろう。」と説明を受けたことがある。

直線を基調にスマートなデザインになったSR-1を小型改良したニューSR-1とSR-1シリーズとしては初めて1/1000秒を搭載したニューSR-1S
左がニューSR-7、右が初代のSR-7。デザインと大きさの変化がわかる

ミノルタSRシリーズは初代のSR2から18年間製造が続けられた。その中でもミノルタSR-T101はロングセラーモデルだった。アクセサリーシューがホットシュー(X接点付き)になったり、ファインダー内にシャッタースピードだけでなく絞り値も表示されるようになったSR-T SUPER、SR505と発展していく。

SR-T101の改良モデルSR-T SUPERホットシュー(X接点付き)になった
SR-T SUPERを改良したSR505。1975年のデビュー。ミノルタSR-T101が1966年だから9年後。小学生の私が大学生になっていました。

 時代はニコンがF2、キヤノンがF1の頃、さすがにSR505はあまり見ることがなかったカメラでした。ロングセラーのSRシリーズも1973年デビューのファインダー交換式のX-1から始まるXシリーズに道を譲ることになります。「不変のミノルタマウント」は引き継がれることになるんですが。

 X-1のデビューは鮮烈でした。高校三年生の私はカメラショーへ行って分厚くて豪華なX-1のカタログをたくさんもらった記憶があります。そのうちX-1の話もしたいと思います。

鮮烈なデビューミノルタX-1ミノルタ初のフラッグシップ機

 フラッグシップ機と聞くとこのミノルタX-1を思い出します。追針式のMファインダーが舟形なので旗艦のイメージがあるのかな。

 あとSR505の改良で背面部分のメモホルダーがありました。フィルムの箱のベロをちぎって入れておいて何のフィルムを入れたか忘れないようにするもの。各社でも付けていましたが使わなかったなあ。

SR505のフィルムの箱のベロを入れておくメモホルダー

牛丼の話

築地場外市場「きつねや」の牛丼、温泉玉子入り

 丼物では、天丼もカツ丼も好きでかなり食べ歩いているのですが、糖尿病と宣告され血糖値を気にせずにはいられなくなって、自主的に揚げ物禁止令を掲げました。いざとなるとカツ丼は揚げ物を煮てあるので煮物とか言って食べてしまうのですが、月一(結構多いかな?)位に控えています。天丼・カツ丼(揚げ物)以外の丼物となると思い浮かぶのは牛丼か親子丼ですね。私は牛丼派です。大手の吉野家・すき家・松屋の中では吉野家派です。理由は吉野家の紅ショウガが一番おいしく感じるからです。実は私、牛丼紅ショウガ大盛り派です。(正式にはそんな派閥はありませんが)昔、職場の後輩で牛丼に紅ショウガを山盛りにして食べる者がいました。これじゃあいくら何でも罰ゲームだろうと思うくらいの山盛りにしてうまそうに食べるのです。最初はあきれてバカにしていましたが、ある日一人で牛丼を食べたときに周囲を少し気にしながらやってみたらこれが結構いけるのです。生玉子をプラスするとさらによいのですが、大盛り紅ショウガと生玉子でご飯をほとんど食べてしまい、後半は牛肉中心に食べる。これは、好きな物は最後に取っておく派(正式にはそんな派閥はありませんが)の理にかなった食べ方であると言えます。ですから最近は大手の吉野家・すき家・松屋で牛丼を食べるときはいつも紅ショウガ大盛りです。しかし、それが正しい牛丼道(それほど大袈裟なことではないですが)なのかと問われれば、紅ショウガ無しでもおいしい牛丼があるのではないかと思うわけです。

バターとニンニク

上野「牛の力」上野駅広小路口からすぐ、丸井の並び。
牛力丼(白)バター温泉玉子、海苔に生ニンニク潰して入れ放題当然紅ショウガもあります。

 牛丼にバターなんて言うと我が家では「いたずらにカロリー上げるな」って声が聞こえます。生のニンニクを二片クラッシャーで潰せば「臭いのいや」と言われます。そんな、やっちゃいけないことをするのがおいしい。自分の身体に良いのか悪いのかは微妙ですが、隠れて食べる牛丼+バター+ニンニクはやめられません。

デートとかキスする予定がある日はやめた方がよいですよ。

牛丼+バター+温泉玉子+ニンニク+海苔+紅ショウガ当然うまいです

 牛丼だけでうまいと思うのは築地場外市場きつねやの牛丼。きつねやはテレビ等で紹介されることが多い店ですが、その中心はホルモン煮・ホルモン丼なんですが、おすすめは牛丼。肉の量も多く、トロトロというかホロホロって感じでうまい。温泉玉子も付けたくなってしまう。

温泉玉子を崩すとこんな感じ
肉豆腐も牛丼の肉と同じでホロホロでうまいんだけれどごはんかビールと一緒でなければ単品では注文できないのがネック
お腹が十分へっている時はホルモン丼+肉豆腐で両方楽しむ

 きつね屋の牛丼はとてもおいしいのだけど、シェアしちゃいけないとかホルモン煮や肉豆腐はビールかご飯物と一緒じゃないと注文できないとか、注文が多いのが難点。わけのわからない外人相手にいろいろあったことは想像できるけど、せっかく築地に来たのだからいろいろな物を少しずつ食べたいと思う人にはやさしくない店です。市場の豊洲移転後は平日の朝なら行列がないこともしばしば。そろそろ営業方針変えてもいいような気がするけど、代替わりしないと無理かな。