冷たい麺

 麺を啜れなくなって、熱いのも苦手になって食べたくなるのが冷たい蕎麦・うどん。冷たい蕎麦と言えば都内では「富士そば」「小諸そば」「ゆで太郎」などのチェーン店がありますが私のおすすめは「ゆで太郎」のもりそば。細めの茹で立てがうまいです。天ぷらなら「小諸そば」かな。小諸っていうから長野の小諸発祥の店なのかと思っていましたが違うみたい。丸亀製麺が香川の丸亀発祥ではないのと同じかな。細い麺をツルツル啜るのが好きだったので蕎麦かうどんかと問われれば蕎麦派だったんだけど、啜れなくなって、うどんも気になっています。うどんと言えば「はなまるうどん」か「丸亀製麺」って話になるんだけど、私のおすすめは「おにやんま」本店は五反田の池上線の駅の近くにあります。五反田と言えば学生時代よくうろついていた駅の一つなんだけど、その頃(四十余年前)には無かった店です。まあ、その頃は「はなまるうどん」も「丸亀製麺」も無かったけどね。「おにやんま」で最近はまっているのが「冷やしぶっかけ肉うどん」。この店は天ぷらもほぼ揚げたてで、とり天やちくわ天も有名なんです。それで天かすも常に豊富にあって入れ放題。「冷やしぶっかけ肉うどん」に天かす大盛が最近の定番になってます。

冷やしぶっかけ天ぷらうどん
「おにやんま」五反田本店の冷やしぶっかけ肉うどん」
冷やしぶっかけ肉うどん天かす入り。

麺を啜る

 半年以上投稿をサボってましたが、昨年の10月に喉頭癌が再発し、喉頭全摘手術を受けました。当然声は出なくなるんですが、それ以外にもいろいろ不都合が出てきます。病気の話で恐縮ですが喉頭全摘すると気管は首に穴をあけて呼吸します。要するに気管は口とも鼻ともつながってないのです。それでどんな不都合があるかというと、麺がすすれない。麺をフーフー吹けない。クンクンとにおいが嗅げない。あと、なんでだか説明できませんが熱いものが口の中でいつまでも熱い。(気管につながってないから熱の逃げ場所がないのかな)他にもあるのですがとりあえず今まで好きだった細麺のラーメンをツルツル啜ることができなくなったのが悲しいです。

支那そばや鶴ヶ峰 塩ラーメン

今までは何も意識せず、細麺のラーメンをツルツル啜ってましたがこれができないと、ラーメンって食べにくい。まして、フーフーできなくて熱いのが苦手となるとなおさら。

かつてよく食べたのは故佐野実氏系のラーメン。ツルツルとのど越しの良い細麺が好きでした。支那そばや鶴ヶ峰店のマスターは佐野氏の下で仕事をしていて独立したそうですが、佐野氏はテレビのイメージ「ラーメンの鬼」とは違って面倒見の良い優しい方だったと言ってました。支那そばやは戸塚に佐野氏の奥さんがやってる本店があるのですが、仕入れも仕込みも全く別で各店自由にやっているとのことでした。横浜では支那そばや鶴ヶ峰店以外にも、反町のShiNaChiku亭やラーメン星印が佐野氏の下で仕事をしていた方の店です。

支那そばや鶴ヶ峰店 しょう油ラーメン
ラーメン星印 特製醤油らぁ麺

 ラーメン星印は佐野氏「数を売るんじゃない 味を売れ!」が掲げられ矢沢永吉の曲が流れる店です。マスターは新横浜のラーメン博物館の支那そばやの店長をしていたそうです。

 ShiNaChiku亭は

特塩ラーメンが好みです。どちらもワンタンがおいしいです。醤油より塩のほうが麺が細い感じがしたのですが、醤油は20番、塩は22番とのことでした。

ShiNaChiku亭 塩特ラーメン