半年以上投稿をサボってましたが、昨年の10月に喉頭癌が再発し、喉頭全摘手術を受けました。当然声は出なくなるんですが、それ以外にもいろいろ不都合が出てきます。病気の話で恐縮ですが喉頭全摘すると気管は首に穴をあけて呼吸します。要するに気管は口とも鼻ともつながってないのです。それでどんな不都合があるかというと、麺がすすれない。麺をフーフー吹けない。クンクンとにおいが嗅げない。あと、なんでだか説明できませんが熱いものが口の中でいつまでも熱い。(気管につながってないから熱の逃げ場所がないのかな)他にもあるのですがとりあえず今まで好きだった細麺のラーメンをツルツル啜ることができなくなったのが悲しいです。

今までは何も意識せず、細麺のラーメンをツルツル啜ってましたがこれができないと、ラーメンって食べにくい。まして、フーフーできなくて熱いのが苦手となるとなおさら。
かつてよく食べたのは故佐野実氏系のラーメン。ツルツルとのど越しの良い細麺が好きでした。支那そばや鶴ヶ峰店のマスターは佐野氏の下で仕事をしていて独立したそうですが、佐野氏はテレビのイメージ「ラーメンの鬼」とは違って面倒見の良い優しい方だったと言ってました。支那そばやは戸塚に佐野氏の奥さんがやってる本店があるのですが、仕入れも仕込みも全く別で各店自由にやっているとのことでした。横浜では支那そばや鶴ヶ峰店以外にも、反町のShiNaChiku亭やラーメン星印が佐野氏の下で仕事をしていた方の店です。


ラーメン星印は佐野氏「数を売るんじゃない 味を売れ!」が掲げられ矢沢永吉の曲が流れる店です。マスターは新横浜のラーメン博物館の支那そばやの店長をしていたそうです。
ShiNaChiku亭は
特塩ラーメンが好みです。どちらもワンタンがおいしいです。醤油より塩のほうが麺が細い感じがしたのですが、醤油は20番、塩は22番とのことでした。


久しぶりの更新ですね。せっかくですから今のところ唯一のコメンテータである私も書き込みしておきます。
フーフー・ハフハフできないのはつらいですね。
さて本文にあった佐野実さんの店ですが、20年以上前に鵠沼の店に行ったことがあります。勤務先の近くでしたから。学生から「怒っちゃだめですよ」とあらかじめの注意を受けて連れていかれました。そのわけは言ってすぐにわかりました。(あまりその手の情報を集めない私としては全く知らなかった。)とにかくしゃべってはいけないらしい。飯はみんなでワイワイしながら食うべき、と考えている私としては何とも嫌な雰囲気。奥で親父がにらんでる。若い従業員が少し笑顔を見せるが極めて抑制的。それ以上にそれに迎合する何とも不思議な客たち。はっきり言って嫌いです。店の雰囲気を壊さない程度には大人の対応をしておきました。特別うまいとも思わず、早々に店を出て、案内してくれた学生に「もう二度とはいかん」といったのは覚えています。
ラーメンは好きですが、偉そうな店はこっちでお断りです。