現有19形式 ②C12

C12牽引の高森線混合列車

 簡易線用に設計された小型軽量の近代型タンク機関車。というのがC12です。鉄道ファン1969 12月増刊号によるとC11を一まわり小型にした機関車。C11より運転速度が低いためデフレクターはつけていないが、後年つけた機関車もある。とありました。でも、高森線でも足尾線でも明知線でもデフレクター付きのC12を見たことはありませんでした。デフレクターの付いていないタンク機関車はC12、付いているのはC11と思い込んでいましたが、見つけてしまいました。

 木曽福島で見つけたデフレクター付きのC12199 転車台から入れ替え作業に
残念ながら煙室戸はトラ塗。当時の中学校写真部の部長と副部長で記念撮影
中村精密のC12 デフレクターを付けたくなります。

 C12は1932年~1947年にかけて293輌製造され、長期にわたったにもかかわらず、形態的な変化があまりないのがC11と違うところ。でも、模型の中では多少の形態変化がありました。

未塗装の中村精密C12 前が後期 後ろが前期

 我が家に何輌か在籍している中村精密のC12を比べてみると、砂撒き管の取り回しが違ったり水タンクの蓋等がディティールアップされたりしています。箱も後期のものはC11と同じ立派なものです。前期はオレンジ色の小さな箱ですが。

デフレクターを付つけて本線を客車牽引する姿を見たくなりました。

 このC12にテンダー(炭水車)を付けた機関車にしたのがC56です。次はC56ですかね。

木曽福島にもいました。これもトラ塗ですけど

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