コニカのカメラ
1965年発売の世界初のAE一眼レフ(外光式)のオートレックス。1968年発売のわが国初のTTL-AE一眼レフのコニカFTA。オートレックスの外光式AE機構を省略したオートレックスP。これらのアクセサリーシューもありました。

ミノルタと同じように円形の接眼部を反時計回りに回転させると外れ、アクセサリーシューを装着できる。接眼部の左右に切り欠きがありアクセサリーシューがぐらつかないように固定できる。

この時代のコニカの一眼レフはシャッター速度優先のAE機構からレリーズボタンがお化け煙突のように長く、重くストロークもかなり長かった。三台を並べてみるとAE機構を省略しているオートレックスPのシャッターボタンだけがストロークの短い普通のシャッターだった。巻き戻しノブも1軸式で軽快なお気に入りの一台だった。

コニカFTAは後期になってシャッターのロック機構が付きシャッターボタンの高さ、ストロークが改善されたように見えるが見た目だけ。実際に改善されるのは後継機コニカオートリフレックスT3になってからですね。

オートリフレックスT3にもこのアクセサリーシューを装着することができるが、接眼部上に電気接点がありホットシューになるものが発売されていた。一年後に発売されたオートリフレックスニューT3では固定されたホットシューが付いた。


我が家にはまだKONICAの刻印のあるアクセサリーシューがあった。接眼部左右の溝に差し込むタイプでストッパーもついている。古いコニカのFS・FP・FMなどを見てみると接眼部左右に溝がある。このシリーズのアクセサリーシューに間違いないと思われるが、またまた見つけてしまったKONICAの刻印のあるアクセサリーシューがあった。


なんと我が家のコニカFSには既に巻き戻しノブの下に差し込むタイプのアクセサリーシューが付いていた。これにもKONICAの刻印があるので純正の物であろうし、巻き戻しノブの下の差し込みは他の使い道を知らない。



フラッシュを巻き戻しノブの上に付けるか、接眼部(レンズ)の上に付けるかによって写真も違ってくるのだろう。レンズの上にあると赤目が出やすいって話も聞いたことがある。後のカメラでもどちらも存在する。好みや撮影目的で選択できたとすると特筆ものだがコニカの以降のカメラには見られない。

