富士写真フイルムのカメラ
フジカST701

ST701は1970年発売の富士写真フィルム最初の35ミリフォーカルプレーン一眼レフ。新発売のわりにはTTL絞り込み平均測光という私の愛機ペンタックスSPと同じ古めかしいスペックだと感じた。受光素子にシリコンを使い、Cdsよりも応答速度が速いというのは実感できるほどではなかったが、ファインダーは明らかにペンタックスSPよりも明るく感じた。

このアクセサリーシューは実際使用したことがなかった。他のメーカーのアクセサリーシューが丁寧な梨地仕上げされているのに比べると、鉄板をプレスしただけの簡単で雑な作りのように感じる。

ミノルタやコニカのカメラと同じように円形の接眼部を反時計回りに回転させると外れ、アクセサリーシューを装着できる。何のためにあるのかわからなかった接眼部左の突起がアクセサリーシューを固定するための突起だったことがわかる。

いろいろな資料を読んでいると黒ボディー用に黒く塗装されたアクセサリーシューがあったり、ST801のように作り付けのアクセサリーシューがついているものがあったり謎も多い。


