
昭和44年12月増刊号と昭和46年1月増刊号
私が中学生の頃、現有19形式という言葉がありました。昭和44年の10月ダイヤ改正時点で国鉄の蒸気機関車が19形式残っていたのです。残念ながら次の45年10月ダイヤ改正時点では、C59 C60が姿を消し、17形式になってしまうのですが。
鉄道模型に興味をもった頃、いつか現有19形式を全部揃えてみたいなと思ったものです。コロナ騒動の超自粛ムードの中、STAYHOMEでかつて収集した鉄道模型を整理分類してみようと思いました。
陽光浴びたアドリアチック C11

どちらもC11ですが、若干違いがあります。C11は4種に大別され、第1次形23両(1~23)蒸気ドームが砂箱の前にある。第2次形以降で位置を逆にしたのは、急停車時にボイラー水が蒸気ドームに侵入するのを防止するためらしい。新しい形式にも踏襲されている。第2次形117両(24~140)第3次形106両(141~246)水タンクが大きくなり炭庫上辺が直線。第4次形は戦時設計機で角型ドーム。戦後は元に戻したようです。新橋のSL広場のC11は角型ドームの4次形ですね。





現有19形式についてまとめるために参考にしたのは、鉄道ファン臨時増刊号の蒸気機関車撮影地ガイド 昭和44年12月増刊号と昭和46年1月増刊号以外にも次のような書籍を参考にしています。




鉄道模型については 松本吉之著 鉄道模型考古学 ネコ・パブリッシング
